今回のテーマ
 経営 Management

<経営の神様、松下幸之助の人生とは?>

幸之助が生まれたのは裕福な地主の家でした。しかし、父親が投資に失敗したのがもとで一家は困窮。
幸之助は9歳で中学校を中退し奉公に出されます。方向先は大阪の自転車屋。朝から晩まで忙しく走りまわりました。ある日、幸之助は客の求めに応じ自転車を1割り引きで売り、主人に叱られます。幸之助は割り引きを認めて欲しいと泣いて食い下がりました。話しを聞きつけた客は幸之助の熱心さに心を打たれ、割り引きを辞退しその後も店のひいきとなってくれました。その後、幸之助は電気会社に就職、23歳で独立を果たします。幸之助は何より客の立場で商いを続けました。幸之助の考案した二股ソケットです。アイロンをかけたいと言う姉と本を読みたいと言う妹、二人の言い争いを聞いた幸之助がそのニーズに応えるために作ったといいます。また長時間点灯する自転車のランプを開発すると1万個を無料で店に配ることにしました。会社がつぶれてしまいかねない行動。しかしその品質が認められ、すぐに大量に売れるようになりました。関東大震災が発生した時には物価が高騰する中、幸之助は商品価格を据え置きにします。驚きと感謝の声が寄せられ、注文が殺到しました。1929年、世界大恐慌が起こり、幸之助の会社も在庫であふれかえりました。幹部達は危機を乗り切るため従業員を半数に減らそうと低減します。しかし、幸之助は認めませんでした。

「1人も解雇したらあかん。給料も下げたらあかん。」

この声に従業員は燃えました。休みを返上し在庫品を売り歩きます。大量の在庫は2ヶ月で売り尽くされました。戦後、復興を成し遂げた日本ではテレビ、冷蔵庫、洗濯機などが全国の家庭に普及。やがて家電市場は飽和状態に達します。幸之助の会社も過当競争で深刻な赤字に陥りました。代理店からは非難や苦情が会長の幸之助にあびせられます。69歳の幸之助は営業本部長になり、自ら陣頭指揮をとります。やがて幸之助の会社は売上高7兆円を超える世界でも有数の大企業になりました。人間味あふれる経営で一代で大企業を築き上げた松下幸之助、その名言とは

[松下幸之助の名言]

Business is not about what you have to do to sell product,but about what you can do to give customers satisfaction and joy.
事業の原点はどうしたら売れるかではなくどうしたら喜んで買ってもらえるかである。

・名詞 satisfaction 満足
 動詞 satisfy 満足させる
  be satisfied with ~
 
(例)
 She was very satisfied with the grade she got on the exam.
  彼女は試験の成績にとても満足した。

・名詞 product 製品、生産物
 動詞 produce 新しい物を作る、生み出す
 形容詞 productive 生産的な

(例)
 He led a very productive life.
  彼は実り多き人生を送った。

(例)
 That farm produces many delicious dairy products.
  その牧場ではおいしい乳製品をたくさん作っています。

(例)
 The bad grade I got was the product of lack of sleep.
  成績が悪かったのは寝不足の結果だ。

 *人間の行動によって生みだされた結果もproductになる。

<珠玉の名言>

[飯田庸太郎]

In the old days,so-called great men became corporate leaders,but now only real pros are up to the task.
企業のトップは昔は”えらい人”で務まっていたが今は”プロ”でなければ務まらない。

[カルロス・ゴーン]

The top of the company needs to always be where the most problems exist.
会社の会長はもっとも問題を抱えているところにいなければなりません。

[伊夫伎一雄]

Trustworth managers should possess:first,honesty;second,foresight;third,health.
信頼できる経営者は一に誠実、二に先見性、三に健康。

[鈴木三郎助]

Keep your head low and your antenna high.
アタマは低く、アンテナは高く。

[牛尾治郎]

Give a business undertaking 20years:10 years to leave behind money;the next 10 to leave behind work;and the next 10 to leave behind capable and talented people.
企業は三十年、十年で金を残せ、次の十年で仕事を残せ、次の十年で人材を残せ。

[伊藤貞剛]

The greatest damage done to the positive development of a venture is caused not by the errors of the young but by the domination of the old.
事業の進歩発達に最も害をするものは青年の過失ではなく老人の跋扈(ばっこ)である。

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